日本製サステナブルブランド
「CLASS EARTH」がタジマの刺繍技術を導入して誕生
タジマ工業株式会社(愛知県春日井市、代表取締役社長:兒島成俊、以下「タジマ」)は、CLASS EARTH株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:高岸遥、以下「CLASS EARTH社」)にAI刺繍技術「i-TM」搭載の刺繍機「TMEZ-SC」をはじめ技術協力をさせていただくことになりました。CLASS EARTH社は、5月22日、ネイチャーポジティブの実現を目指す日本製サステナブルブランド「CLASS EARTH」を立ち上げ、第一弾となるエンブレムTシャツにおいてもタジマが提供する最先端の刺繍技術が活用されています。「CLASS EARTH」のテーマとする“自然・生き物”を色鮮やかに再現する刺繍技術にご注目ください。
新サービスブランド「CLASS EARTH」の概要
5月22日「国際生物多様性の日」に、ネイチャーポジティブ(生物多様性の回復)の実現に向けた環境保護と子どもたちの教育をサポートするアパレルブランド「CLASS EARTH」が誕生しました。大人も子どもも地球で学ぶクラスメイトという由来の「CLASS EARTH」。これまで7年間にわたり、SDGsの普及・教育に取り組んできた高岸氏率いるチームがアパレルにおいてもサステナブルな生産・消費の実現を目指します。
「CLASS EARTH」の製品は、タジマの刺繍技術や日本が誇る「お直し」の技術を取り入れながら、サステナブルファッションを極限まで追求した生産・販売・フォロー体制を築いています。アパレル業界の大量生産・大量廃棄に危機意識を持ち、「CLASS EARTH」では注文ごとに国内で受注生産することで、製品ロスを生み出さず、さらに物流における環境負荷の軽減にも取り組んでいます。さらに、アパレル業界では稀な10年間のお直しを無料で受け、売上の2%を自然保護団体に寄付する取り組みも予定されています。
「CLASS EARTH」:https://class-earth.com/
地球を想う豊かな心と文化を創る
持続可能な社会を実現するためには、「教育」により地球を護る人を育て社会を構築すること、「技術」によって社会課題を解決し命の尊さを護ること、何より心豊かな未来を創造する「文化」を育み、それを継承することが必要だと考えています。CLASS EARTH社の「教育」「文化」への熱意・推進力とタジマグループが創業以来培った「技術」「文化」が共鳴し、昨今の生産・消費の在り方を変え、地球を護る社会につなげていきたいと考えています。
タジマの技術でより豊かな社会へ
タジマグループは、「世界一の刺繍カンパニーとして、未来に驚きと感動を。」というビジョン達成に向けて、これまで培った技術に新たな開発を加え、アパレルのサプライチェーンおいても、あらゆる面からお客様をサポートしていきたいと考えています。ブランドデザイナーの考える精巧で美しいデザインを刺繍で表現するために、AI刺繍機をはじめとする技術革新に挑みながら、持続可能な社会を築くためにも、ヴィーガンレザーや再生素材を使った糸などサステナブルな素材を使用し、そのような新素材に対しても美しい刺繍が施せるような創意工夫も進めています。生産過程においても、人・地球に負荷のかからない生産方法を模索しており、最先端のテクノロジーを駆使し、生産過程の改善にも取り組んでいます。刺繍の品質が向上するとともに、刺繍に込められた「想い」によって、長く大切にされるアイテムを増やす。それ自体も豊かな社会につながる第一歩だと思っています。
サステナブルな生産を実現する最先端の技術
今回、「CLASS EARTH」の商品には、最先端の技術が活用されています。自動的に生成された説明従来の刺繍技術では、デザインに応じた色数の糸を用意する必要がありました。しかしながら、糸の生産工程においてはかねてより水質汚染が問題視されており、また余剰に用意された糸は経年劣化により使用できなくなれば、廃棄されてしまうという背景もありました。今回のパートナーシップで使用した技術では、1本の真っ白の糸をデザインに合わせて染めながら刺繍機に糸を供給していきます。それゆえ、デザインに応じて余剰な糸を用意する必要がなく、その生産工程において汚水が排出されません。さらにその糸は、再生ポリエステルから作られています。この刺繍糸の染色装置とタジマのAI刺繍機を掛け合わせることで、従来の刺繍では表現が困難であったグラデーションも綺麗に表現することができ、「CLASS EARTH」がテーマとする“自然・生き物”などの有機的なものも美しく再現できます。ここから始まる「CLASS EARTH」とタジマグループのパートナーシップにぜひご期待ください。
■CLASS EARTH社について
CLASS EARTH社はネイチャーポジティブの実現を目指し、2023年1月に設立されました。子どもも大人も地球という教室で学ぶクラスメイトとして、生物多様性の重要性や、生命の進化の奇跡、全ての生き物の美しさから学び、子どもたちがこの地球という星で、いつまでも自然と共生できる未来を創りたいという願いを込めて名付けられた社名とともに、アパレル業界の新たな生産・販売・フォロー体制の確立を目指しています。
■タジマグループについて
1944年設立の老舗刺繍機メーカー。刺繍の繊細さ・美しさにこだわり、辿り着いたのは“匠の技”を再現するAI技術。加えて、多様化するニーズに応える刺繍DXにも取組む。2022年8月にカナダのソフトウェア有力企業をタジマグループに取り込み、ハードウェア・ソフトウェアの両軸で刺繍ビジネスの変革を目指す。その刺繍への情熱は世界中のメゾン・デザイナーから支持され、欧州のラグジュアリーブランドにも広く採用されている。
タジマグループリリースページ:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000039898.html