「ワクワク感に満ちた会社」。佐藤さんは、タジマグループをそんな言葉で表現する。アメリカ・ロサンゼルスの拠点「タジマアメリカ(Tajima America Corp.)」とコミュニケーションを取り、広大な北米・南米市場をカバーして営業活動を行う。「世界一を目指す刺繍機メーカー」の誇りを持って仕事に取り組む姿を紹介したい。  

国を超えて、心が通じ合う喜び

「一番印象に残っている仕事は、入社して初めての海外出張でトルコに行ったことです」と話す佐藤さん。タジマ刺繍機を使っている人に接し、現場で生の声を聞いたことが、大きな刺激になった。その際、佐藤さんの印象に残ったのが、代理店の担当者から親愛の気持ちを込めて「兄弟」と呼ばれたことだという。国を超えて心が通じ合えたことに喜びを感じた。 

佐藤さんは学生時代、アメリカに留学していた経験がある。そこで培った英語力を活かして、入社当初はトルコとエジプトを中心とした中近東市場の営業担当になった。その後、仕事ぶりとコミュニケーション力が評価され、より規模の大きい北米・南米市場を担当することになった。 

国単位の視点で戦略を考える

アメリカのロサンゼルスに、タジマグループの米州市場拠点「タジマアメリカ」がある。その拠点とコミュニケーションを取ることが、現在の佐藤さんの主な仕事だ。日本の製造工場や開発部門、品質・技術管理部門と調整を図りながら、北米・南米の代理店からの要望に対応している。「海外の代理店やお客様への訪問計画の立案、各市場向けの改善策の実行に日々取り組んでいます」。 

佐藤さんの喜びは、スケールが大きく会社の将来につながるような仕事ができることだという。
国単位でターゲットを見定めて戦略を考え、顧客満足につなげる。その責任はきわめて大きいものだといえる。「新商品開発のプロジェクトに参加する機会もあります。自分の努力やアウトプットがその国や大陸でのタジマの評価につながると考えると、やりがいを感じます」と語る。 

海外支店への駐在をめざして

タジマグループのことを、「ひとことで言えば、ワクワク感に満ちた会社です」と佐藤さんは話す。「世界一を目指す刺繍機メーカーとして高品質の機械を製造しており、いい刺繍機だと自信を持ってお客様に提案できることが、モチベーションの源です。お客様の課題に対してソリューションを提案できることにワクワクしています」。 いつか、海外支店への駐在を実現したい。その目標を叶えるために佐藤さんは、自身の能力開発に努め、会計やマネジメントに関する勉強にも力を注いでいる。今の仕事にも楽しさを感じるが、将来はもっと楽しく仕事ができる。そんな前向きなイメージを描きながら、前進を続けている。 

営業・企画部門 戦略営業部 佐藤幸太

1994年生まれ 
2022年入社 
大学時代はアメリカに留学し、マネジメントとマーケティングを専攻。 
学業と並行して工場でフォークリフトを運転する仕事にも携わる。 
留学経験や英語能力を活かし、 
現在は北米・南米市場を担当する。 
早く仕事が終わった日はジムでトレーニングするなど、 
自己研鑽にも余念がない。