Tabio×タジマ
カスタム刺繍サービスを進化させた最新刺繍技術に関するお知らせ
タジマ工業株式会社(愛知県春日井市、代表取締役社長:兒島成俊、以下「タジマ」)は、コンパクト刺繍機「彩」、AI刺繍技術「i-TM」搭載の刺繍機「TMEZ」および刺繍サプライチェーン(EC~生産)の包括支援システム「DG.NET」からなる刺繍ソリューションをタビオ株式会社(大阪市浪速区、代表取締役社長:越智勝寛、以下「タビオ社」)に採用され、タビオ社は、11月11日(金)、オンラインストアにて新たなカスタム刺繍サービスをスタートします。
上質な刺繍入りソックスを提供することは勿論、最新技術を活用した生産性の向上により、バリエーション豊富なカスタム注文を可能にしました。パーソナライゼーションの需要が高まる中、より多くのお客様にタビオ社の刺繍サービスをお楽しみいただけることと思います。
タビオ社の新サービス概要
- 刺繍可能な文字数、行数、フォント、カラーが拡充され、表現の幅が広がります。
- 世界トップクラスの品質でカスタム刺繍をお楽しみいただけます。
○タビオ社 新カスタム刺繍サービスページ https://tabio.com/jp/new_emboroidery_service/
オンラインストアにて刺繍の完成イメージを確認
刺繍サプライチェーン(EC~生産)の包括支援システム「DG.NET」をタビオ社のオンラインストアと連携。お客様が入力したテキストや選択した色・フォントをその場で刺繍データに変換し、画像化することで商品の完成イメージをオンラインストア上に表示することが可能になりました。「DG.NET」を使用すると、従来、商品が届くまで確認できなかった刺繍後の商品イメージを、購入前にサイト上で確認する(※)ことも可能です。
※刺繍データによる合成画像のため、完成商品とは若干異なります。
「DG.NET」×「i-TM」で生産効率アップ
お客様から注文を受けて刺繍加工を行う場合、従来はオンラインストアの注文データを確認しながら担当者が刺繍データ(パンチングデータ)を作成し、データを工場に送付することで商品へ刺繍を行う流れが一般的でした。一方、「DG.NET」のシステムを使用すると、オンラインストアにてお客様が注文を入力する間に刺繍データを作成し、注文完了と同時に刺繍データを工場に送ることができます。工場は受け取ったデータをもとに刺繍を行い出荷することで従来の作業工程をいくつか省略することができます。
また、刺繍の完成度においても、従来は縫い上りを左右する糸締りを刺繍機・糸種ごとに細かく調整し、都度試縫いを繰り返す必要がありました。何より、これらの調整には熟練した技術が必要で、職人によって仕上がりに差がありました。これに対し、タジマが業界で初めて導入したAI技術「i-TM」を搭載した刺繍機では、糸種を問わず調整を自動化でき、複雑な調整を行わなくとも安定した縫いを実現できます。これらのタジマ独自の技術により工場の生産効率は飛躍的に向上し、より高度で複雑な注文でも多量に対応できるようになり、さらに“匠の技”を再現した高品質な刺繍を提供できます。
タジマが目指すのは“刺繍ソリューション”の提供
近年、あらゆる場面でパーソナライゼーションの価値が高まっている一方、お客様一人一人に合わせたサービスは生産・流通面において効率が悪く、企業・店舗はパーソナライゼーションサービスの拡充に踏み切れない背景があり、刺繍業界においても同様の課題があります。そこで、タジマは最先端のAI刺繍技術「i-TM」と刺繍サプライチェーン(EC~生産)の包括支援システム「DG.NET」を開発し、サプライチェーンごとに発生する課題を解決、その結果パーソナライゼーションという複雑かつ非効率なビジネスを実現可能にしました。今後もよりお客様のニーズに寄り添った技術・サービスの開発を行い、刺繍によって経営課題を解決する“刺繍ソリューション”の提供を進めます。
■タビオ株式会社について
タビオ株式会社は1968年の創業以来、50年以上にわたって「靴下をはいていることを忘れてしまうような“第2の皮膚”」をめざし、追求してまいりました。繊細なはき心地の靴下をつくるために、商品は、長年の経験と技術を積んだ日本の職人たちが一つひとつ丁寧に編み立てています。現在では日本全国で、「靴下屋」「Tabio」「Tabio MEN」などの靴下専門店を248店舗(2022年9月末時点)展開しています。また、「Tabio」名の店舗をパリ、ロンドンなどにも展開中で、Made in Japanのはき心地とデザイン性は、海外でも高い評価を得ています。
■タジマグループについて
1944年設立の老舗刺繍機メーカー。刺繍の繊細さ・美しさにこだわり、辿り着いたのは“匠の技”を再現するAI技術。加えて、多様化するニーズに応える刺繍DXにも取組む。2022年8月にカナダのソフトウェア有力企業をタジマグループに取り込み、ハードウェア・ソフトウェアの両軸で刺繍ビジネスの変革を目指す。その刺繍への情熱は世界中のメゾン・デザイナーから支持され、欧州のラグジュアリーブランドにも広く採用されている。
タジマグループリリースページ:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000039898.html