刺繍を綺麗に仕上げるために、知っておくべき「針」についてご紹介します。
生地や糸、針の組み合わせによって仕上がりが異なるので、是非参考にしてください!

刺繍針について

タジマ刺繍機で使用する標準針は、オルガン針社「DB × K5Z1」/グロッツ・ベッケルト社「DB×K5RG」、番手(太さ)が11番です。ミシン針の太さは、一般的に番手といわれる数字で表し、番手の数字が大きくなるほど太くなります。針の番手には国内番手と海外番手があり、国内番手11番は、海外番手75番で表記されます。

ミシン針の太さは、生地によって使い分けます。生地にあっていない針で刺繍すると、針が折れてしまうなどトラブルが起きてしまうため注意しましょう。
タジマの標準針は、薄物、厚物、ニットなど多用途に対応できる針穴が大きめのタイプです。
※タジマの刺繍機で使用可能な針は、本縫い用刺繍機専用として開発された針です。家庭用ミシン向けの針は使用できませんのでご注意ください。

 

生地・糸・針の組み合わせ

刺繍する生地や糸の太さによって、おすすめの針の太さが異なります。
針番手と糸の太さの組み合わせが適切でないと「糸切れ」「目飛び」「縫い上がり不良」の原因になりますので、ご注意ください。

生地 上糸 番手/針の太さ(*2)
材質 太さ(*1)
ジョーゼット、オーガンジーなどの薄い生地 ポリエステル、レーヨン 75d/2、または120d/2 9-11番
(海外番手 65-75)
フェルト、Tシャツなどのニット生地 9-12番
(海外番手 65-80)
帽子、
デニムなど厚い生地
120d/2 11-14番
(海外番手 75-90)

(*1)デニール形式で表記しています。番号が大きいほど糸が太くなり、番号が小さいほど細くなります。
(*2)番号が大きいほど太くなり、番号が小さいほど針が細くなります。
※9番など細い針は、薄い生地に使用してください。
※帽子やデニムなど厚い生地に刺繍する場合は、針折れや糸切れを防ぐため12番や14番の太い針を使用してください。
※刺繍後の針穴が目立つ場合は、細い針に交換してください。

針の交換方法

針の交換方法

刺繍針は前と後ろがあります。
針のえぐりと針穴が正面に向いた状態で設置しましょう!
針の交換で困った際は是非Youtube動画でご確認ください。

 

針の交換時期の目安

摩耗したり曲がっていたりすると、目飛びや糸切れの原因となりますので、上手く縫えない時は新しい針に交換してみてください。

交換ポイント①

針が汚れている場合は、新しい針に交換しましょう。

交換ポイント②

針が曲がってしまった場合は、新しい針に交換しましょう。
平らな箇所で、ドライバーで転がすと曲がっているか確認しやすくなります!